小野正利ライブ
2005.10.16 舞浜・クラブイクスピアリ
はっきり言って、私は怒っている。
怒りと、往復深夜バスによる全身筋肉痛でうなりながら、この原稿を書いている。
クラブイクスピアリに予約を入れた時は、まだオープニングアクトがいるとは知らなかった。数日後、時間を確認しようとサイトを見たら、前座がいることが発覚。すぐに会場に電話して「オープニングアクトの方がいるということは、小野さんの公演は何時からですか」と聴くと
「7時からです」と答えた。「じゃあ、前座の方が5時からで、小野さんが7時ですね。何時に終了予定ですか?」と尋ねると
「9時です」と答えた。(仕事柄、メモを取りながら電話を聴くので間違いない)
開場は3時半。自由席だから早い整理番号が欲しければ3時前には並んでおきたい。げー
6時間も拘束か…だったら、新幹線は無理だから帰りも夜行バス。月曜は仕事。キ、キツイ。しかし東京駅まで激走して新幹線に間に合わないことを考えると、ディズニーランド前から出るバスに乗って帰る方が理に叶っている。そう思って「往復夜行バス」という無謀なスケジュールを強行したのだ。
しかし5時から始まったオープニングアクトの
「かわらだユタカ」君は、3曲で終了。かなりポテンシャルの高い声で、私の好きな裏声使いだった。それはともかく、アレ?3曲?じゃ機材の入れ替えで7時までまたお食事タイムだろうか…と思ってたら、10分ほどで再び照明が落ちた。小野正利ライブは、5時半過ぎには始まったのだ。
ちょっと待て。
まさかココから
3時間半やってくれるとか?
いやいや、それは無いだろう。
もし私が座席に執着心が無ければ、絶対に7時前に来てうっかり半分ぐらい聴き逃した可能性もある。そしてライブは7時15分過ぎに終わった。最初から7時半終了と知っていれば、0時ごろには我が家に帰り、暖かい布団で寝られたことを思うと
「電話取ったヤツ呼びやがれ」とクラブイクスピアリの勘違いスタッフの首を締めたかったが、そこは場所柄、淑女っぽくクレームをつけておいた。伝達したスタッフも、まさか夜22時までイクスピアリの中で「F○ck Yo○!」レベルで怒っていたとは夢にも思わないだろう。
さて、もう一つ私が腹を立てている理由がある。
小野正利のライブにはすごく迷惑なファンがいるのである。
とにかく、歌に入るいいところで声を掛けたり「その歌好き好きー」と叫んだり。
視界に入れたくないのに、変な踊りのような手拍子が目の端に入ってくる。
それぞれの楽しみ方があるとは言え、会場が小さいため前回同様気になってしまう。
多分、1人じゃないと思う。
ロニーのライブに行った時、ファンの忠誠心に感激した。「スターゲイザ―」のドラムソロが始まると、心から熱狂しギターのリフを合唱し出す(細かいことは後から教えてもらった)。ロニ―がそれを聴いて嬉しそうに、声を張る。ロニ―が喜ぶと客も嬉しい。客が喜ぶとロニーも嬉しい。だからみんなメロイック・サインを高く掲げ、叫ぶべきところで叫ぶ。歌えと言われたら歌う。ロニ―も客を喜ばせたいと、パフォーマンスに力が入る。
幸福で質の高いライブとはこういうものだ、と見せ付けられた。
そんなに「小野さん好き好き!」なら、彼が気持ちよく歌えることを最大限に考えるのがファン道だと思うのだが「私だけを構って!私のリクエスト聞いて!」というのは非常識だ。京都のライブでも2回も彼にCMソングを強要していたバカがいたが、自分達のお約束や馴れ合いを持ちこみたいならファンクラブのクローズドでやってほしい。初めて来た人がイラつくようなライブ空間では、どんなに素晴らしいパフォーマンスでも客層は広がらないだろう。
もちろん、協力的なファンの方が圧倒的に多い。ただ少数の行き過ぎが初心者をうんざりさせてくれる。私は後から湧いてきた単なる「小野声フェチ」に過ぎないので、今まで支えてきたファンの方の苦労も思いやった上で、あえて客観的に「雑音に悩まされたライブ」だと書かせてもらう。
さて、ようやくここからレポに。
いやー、スーツ姿の小野氏。男前度120%。今まで彼にフェロモンを感じたことの無い私まで「キャーッ小野さんー!!」と一瞬フツーの女子モードに入りかかったほどだ。ふぅ、危ない。
マイクスタンドを寝かせるようにTOTOの「Girl Goodbye」を熱唱し、グレン・ヒューズばりの超音波シャウトを発した瞬間。この瞬間を思い出すだけで、往復16時間超の移動時間もクラブイクスピアリのスタッフへの怒りも何もかもふっ飛ぶ。
やっと生で聴けた。
小野正利の歌うハードロック、高音シャウト。
歌う前に「前の方の人、ツバ飛ばしたらごめんなさいね」(前方には「いやむしろ浴びたい」と思った女子がいるはずだ)と謝って「かなりスゴイ顔しますから」と予告した通り、シャウトをする時の顔は
「アゴの蝶つがいが絶対に壊れてる」という口の開け方だった。とても凡人には真似できない。
次はブロンディの「Call Me」。ヴォーカル教室の帰りに、歩きながら歌ってくれたのはこの曲だった。相方いわく「元ネタよりキーが高い」と言っていたのだが、女性の曲をさらにキーを上げて叫びまくる小野氏、本日の「女歌」はこれだけだったが十分だ。
それにしても、スーツでハードロック歌う人っているんだろうか?ひょっとして目の前にいるのは、世界標準で「声とビジュアルの揃ったロックヴォーカリスト」ではないのだろうか?
毎回思う。
なぜ売れない?なぜ売らない?
習っといて言うのもナンだが、素人に歌を教えてる場合じゃないだろう!
少しずつオリジナル曲も覚えてきたせいか、伴奏がシンプルな中での彼の優しい声と、音の厚い演奏にかぶせたシャウト系の声の行き来が心地よい。時々抜けるようにもう一つキーが跳ね上がり、その時の声が涙腺に来る。3曲目の「約束」という曲のサビと、いつも最後に歌うらしい「Rebirth」の熱っぽさが両方の声の双璧で快感だった。
もう一つ、キーボード・ベース・ドラムを前に呼び、各自にマイクを持たせて「ピュアになれ」をアカペラ+ギター1本で歌ったのが朦朧とするほど美しかった。コーラスワーク+小野声。目が回る。しかしうっとりした夢から醒めて急に思うのだ。「…
『ピュアになれ』ってナンだよ!」と、歌詞とタイトルの恥ずかしさにツッコまずにはいられない。
そういう私はちっとも「ピュア」じゃない邪道なヴォーカリスト好き。
「12月2日にFABであるよ」と言われて「うーむ、12月はさすがに元基先生があるからなぁ」と悩む。11月半ばに再び
ヴォーカルスクールのリベンジがあるので、その時の営業トークで「洋楽カバーやるよ♪」と言われないことを祈っておこう。
余談:相方が強行軍の疲れでボーっとしてるんじゃないかと、時々気にしていた。なぜなら、小野氏を見ずに前方右ばかりを見ていたからだ。私が「視線が宙に泳いでいる」と思って足を蹴って注意を促したところ、ギタリストである彼は江口さんというギタリストの機材やテクを凝視していたらしい。時々、そういやギターのフレーズを口ずさんでいた。傍から見ると危ない人になりかかっていたのではないかと心配している。
終わった後、機材まで見にいっていたが、ギタリスト視点とヴォーカル好き視点では見どころ&聴き所が全く違うことがよくわかった。
今日はいつにも増してダラダラ文です・・・。
ライブ終わってから、もういろんなことが頭の中に巡っちゃって。
あれもこれも書きたくて・・・まずレポ&書込み&ブログ。はぁはぁ。
頭の中はブロンディじゃなく小野さんの「コール・ミー」がぐるぐるしてるしさぁ〜。
初めまして。まだ小野さんファンになって1年ちょいですmikiといいます。最近ちょこちょこのぞかせていただいてました・楽しく拝見してました。こちらではうんうん思わずうなずいたり共感したり、、小野さんのライブでいつかどんな方のかな。お会いしてみたいなと思っていただけに、、、
こんかいの「後から沸いてきた単なる小野声フェチ」の一言に大変ショックを受けました!
今回のライブはとてもとてもすばらしかったので体も心も共鳴する感じで、、、我を忘れていたのかもしれませんが。公式HPの書き込みでもライブでもいつも今まで応援されてきた先輩ファンにこれから一緒に応援させてくださいという気持ちでおりましたが、、、ごめんなさい。こうやって書き込むかどうかずいぶん迷ったのですが、、、でも昔からのファンの方にこのような表現をされたのはとても悲しく、、思わず書き込んでしまいました。
こちらこそ!すみません!!今、冷静になって書き込んでしまったこと後悔しお詫びと削除のをお願いしようとこちらの直アドレスがないかとブログのなかくまなく探していたところです!丁寧なコメントをすぐに書き込んでいただいていて本当に恐縮しちゃいました。m(__)m
これからもよろしくお願いします。比較的、最近小野さんのきーわーどからこちらを知ったのですが、好きなヴォーカリストにはまるツボに何か共感するとこあって。またこれからも楽しく拝見させていただきます!ちなみに私もフレディの声がだい好きっす。まだ若かかりしころ彼の声に出会った時には何じゃこりゃーと滝に打たれました。だから小野さんのカヴァーのなかではボヘミアンラプソディが一バン好き。そして2番がやっぱりopen the army いやwhen a loves women,,,
うーん、、迷う、あっ。長くなってしまうので、、、
とりあえず今日はおわります。これからもよろしくです。