October 13, 2006

Live体験記:FAIR WARNING 2006.10.12 大阪IMPホール(1)

 2006.10.12 大阪・IMPホール
 FAIR WARNING ライブ


 フェア・ウォーニングをロクに聴きもしないでインストアライブに突撃、トミー・ハート殿下にその場で骨抜きにされてからせっせと聴き込んでいよいよライブ当日。登場したトミー殿下を見て「あぁ!プチ・ニコルソン※になっている!髪をそんなキツく結んじゃダメ!!」と余計なハラハラ。

 ※プチ・ニコルソン:V字ハゲ界のトップに君臨する俳優、ジャック・ニコルソンに類似する前頭部の持ち主。


 黒髪の上部を少しまとめ、ヒゲ+白いシャツに胸毛をチラリ、というそのお姿。前に見た時は「中世の騎士みたい」と思ったのですが、今回は「アラブの石油王の御曹司が余興でへヴィ・メタルバンドに参加しました」と言った風情で、結局は「高貴さ」がにじんでいることに変わりはありません。そうそう、見方によっては「スターウォーズep1」あたりに出てくるジェダイ・マスター、リーアム・ニーソンにも見えます。マイクスタンドをライトセーバー並みに振り回して「ジェネレーション・ジェダイ」なんて歌われた日にゃ、弟子入り志願せざるを得ません。


 さて、殿下はとにかくトップテンション。
 壊れたチンパンジーのおもちゃばりに、派手な手拍子。
 びょんびょんステージを端から端まで跳ねる。
 何回、最前列とハイタッチすんねん。
 MCに困ったらとりあえず「OーSAKA!!」
 観客は両腕を突き出し「YEAHHHHHH!」

 
 でもハッキリ書きます。

 高音、苦しそうだった。
 いや、出てなかった


 ライブ盤と同じ曲が始まる。前奏で興奮。こっちは散々予習していて「ここ!来る!」と胸ときめく“聴きどころ”がある。

 そこで「あれ?来なかった…」というのは本当に寂しい。


 でもヴォーカリストが一番その寂しさを自覚している。
 双眼鏡で表情を見ていたら、切なくなるほどに。

 出したいけど出ない。シャウト系の声で散々喉を痛めた後に、高音にスムーズに移行できず、喉で引っかかる。必死で体を反らして出そうと、顔をぎゅっとゆがめる。かすれ気味にしか出ない。その分、彼は必死にステージを盛り上げる。手拍子、ハイタッチ、「O-SAKA!!!」

 
 うぅ、痛々しいっ!!
 ハイトーンなんて出さなくても十分楽しんでるからいいのよ、って抱きしめたいっ!!
 (おっと元基リミッターが作動)

 妄想の暴走はともかく。


 終わった後に相方と「ちょっと苦しそうだったねぇ」と話しながら座席で休憩していたら、通路を今回のツアーTシャツを着た青年が通っていった。背中にはライブ日程。


 10.10 HIROSHIMA
 10.11 NAGOYA
 10.12 OSAKA←本日ココ
 10.14 TOKYO


 私 「3連チャン!?か、カワイソウ(涙)」
 相方「あのテンションで移動もあって3日連続は辛いやろな」
 私 「大阪、初日かと思ってた」 

 
 彼のパフォーマンス、高音以外のシャウトの迫力、観客へのアピール、動き、全てが素晴らしく情熱的。これを3日連続でやれば、そりゃ高音も出なくなるはずだ。

 もう1つ、素人でもわかることがある。曲間を取らずにヴォーカルにかなり厳しい曲を詰め込み過ぎ。そしてコレは残りのメンバーが煽りを彼に任せ切ってるせいか、間奏の間もトミーが動きすぎ、はしゃぎ過ぎ。もう少し体力と喉を温存しながら乗り切る構成にできるはずなのに、ぶっ続けで歌った後にグルグル腕を振り回しながら「O−−SAKAーー!!」

 あぁ、もう楽しんでおりますから、殿下は休憩を…


 
 私個人はトミー殿下の声に難があろうとも、感涙の曲てんこ盛りで満足でありました。
 詳しくは明日にでも続きを。

 
 ライブレポ(2)はこちら>>


 〔余談〕
 
 ライブ直前に「ザ・ダークネスのジャスティン・ホーキンス脱退」という「DIOからロニーが抜ける」並みの衝撃ニュースをキャッチ(ライブ行っといてよかった)。しかも原因がジャスティンのコカイン中毒で「ライブ中もステージ袖でやっていた」という告白も。


 それを聴いた直後だっただけに「トミー殿下が袖に消える>ビョンビョン跳ねながらステージに戻ってくる」度に疑惑の眼差しを…。(高貴な方なので無いと思われますが)

 今回のトミー殿下の大奮闘ぶりには、ロックバンドのヴォーカリストに課せられた期待の重さは酔ったり吸ったりしなきゃやってらんねぇモンなんだろう、と同情するものがありました。


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